☔梅雨時期に増える「呼吸器疾患」~症状と対策・体にやさしい食べ物まで
こんにちは。調布仙川駅前きむら呼吸器内科クリニックです。
じめじめした季節になってきましたね☔️
今回は梅雨と呼吸器疾患についてお話していこうと思います。
🌧 なぜ梅雨に呼吸器の不調が増えるの?
梅雨は気温・湿度・気圧が大きく変動する季節です。
この環境の変化が呼吸器に大きな負担をかけ、以下のような症状が出やすくなります。
よくある症状
- 咳が長引く
- 痰がからむ
- 息苦しさ・胸の違和感
- 鼻づまり、くしゃみ
- 風邪でもないのに体がだるい
-
☔️梅雨に呼吸器症状が悪化しやすい主な原因
- ・高湿度により気道粘膜がむくみやすくなる
→ 咳・痰が出やすくなる - ・カビ・ダニが繁殖しやすくなる
→ アレルギー反応や喘息の悪化の原因に - ・気圧の低下により酸素の取り込みが低下
→ 息苦しさや倦怠感を感じやすくなる - ・寒暖差が大きく、自律神経が乱れやすい
→ 気道が過敏になり、咳や鼻づまりが起き やすくなる - ・エアコンの冷風などで体が冷える
→ 呼吸器の炎症が悪化することも
🩺 梅雨の呼吸器症状に対する当院の対応
- ・アレルギー検査
- ・気道炎症マーカー(FeNO)検査
- ・吸入薬・抗アレルギー薬の調整
- ・咳止めや去痰薬、漢方などの処方
✅ ご自宅でできる予防と改善策
①生活環境の整備
- 室内の除湿(エアコンのドライ機能や除湿機)
- こまめな掃除・換気でカビ・ダニを減らす
- 布団や枕の乾燥・清潔管理(ダニ対策)
②習慣・工夫
- 無理な運動を避け、適度な深呼吸やストレッチ
- 温かい飲み物で体を冷やさない
- 就寝時は喉を保湿(加湿器やマスク使用)
🍽 呼吸器の調子を整えるおすすめ食材
湿気による体の不調(痰・むくみ・倦怠感)を内側から整える食べ物をご紹介します。
🌿 湿気を追い出す「利水」食材
- はと麦
- とうもろこし
- 小豆
- 冬瓜、きゅうり
→ 体内の余分な「水分=湿(しつ)」を外に出してスッキリ!
🫁 肺を潤して咳を鎮める食材
- 白きくらげ(デザートにも使える)
- 梨(喉にやさしく、蒸しても美味)
- 大根(咳や痰に効果的)
- はちみつ(殺菌・粘膜保護)
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※はちみつは1歳未満のお子さまには絶対に与えないでください。乳児ボツリヌス症の原因となることがあります。
🛡 免疫をサポートする発酵・香味食材
- ヨーグルト・納豆(腸から免疫を整える)
- 生姜・にんにく・ねぎ(体を温めてウイルス対策にも)
📝 最後に
梅雨の時期は、体も心も不安定になりやすい季節です。
「長引く咳」「痰」「だるさ」など、少しでも気になる症状があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
早めのケアで、快適にこの季節を乗り切りましょう🌿
🩺ご予約・お問い合わせはこちら🫁
- 調布市仙川駅前きむら呼吸器内科クリニック
- ( 内科・呼吸器内科・アレルギー)
- 電話番号:03-3326-1159
-
〒182-0002
東京都調布市仙川町 1-18-3 1階仙川駅徒歩1分
🌨️-----------参考文献-----------🫧
・日本アレルギー学会
https://www.jsaweb.jp/modules/citizen_qa/index.php?content_id=1
・日本アレルギー学会 アレルギーポータル
https://allergyportal.jp/faqcategory/%e3%81%9c%e3%82%93%e6%81%af/
・日本内科学会雑誌 第98巻 第12号