運動誘発喘息
(アスリート喘息)

運動誘発喘息
(アスリート喘息)とは

運動誘発喘息(EIA:exercise indused asthma)(アスリート喘息)運動誘発喘息(EIA:exercise indused asthma)は運動によって気管支が狭くなってしまい、気管支喘息と同じようにゼーゼーしたり、息切れが生じてしまう状態です。この気管支が狭くなってしまう運動誘発気管支攣縮反応(EIB:exercise indused bronchoconstriction)が主な病態と考えられており、トップアスリートに多く別名アスリート喘息とも言われています。

スポーツ選手以外に
どんな人がなる?

運動誘発喘息(アスリート喘息)お子さんに多い症状ですが大人でもなることがあります。
喘息じゃない人も発症する可能性があります。
特に冬の時期の冷たい空気は気管支の刺激になりやすいため、急に運動の成績が落ちた方や冬になって症状が出る方、なんだか最近運動すると苦しいなと感じられた方、まずは、お早めにご相談ください。

運動誘発喘息がでやすい
スポーツがある

トップアスリートとなるとさらに喘息有病率が高く、耐久種目と冬季種目に多いとされていますがどのスポーツでも出る可能性があります。

耐久種目 例:マラソン・サッカー・テニス・バスケットボール・自転車競技・水泳・ヨット・カヌー
冬季種目 例:クロスカントリー・アルペンスキー・スノーボード・アイススケート

有名選手

岡崎慎司選手(サッカー)、羽生結弦選手(フィギュアスケート)、錦織圭選手(テニス)寺川綾選手(水泳)、藤川球児選手(野球)
清水宏保選手(スピードスケート)、藤川球児選手(プロ野球)、岡崎慎司選手(プロサッカー)

ただし、どのスポーツが運動誘発喘息を引き起こしやすいかは、個々の体質や環境によって変わります。喘息症状がある場合は、医師に相談し、適切な治療や予防策を検討することが重要です。

しっかりとコントロール
すれば運動をしてよい

運動誘発喘息と言われたら運動を控えたほうがよい?

いいえ、そんな事はありません。
適切な治療と予防を行うことで対応することができます。
また、しっかりとコントロールすれば成績には影響がでないことも報告されています。

喘息の方は吸入ステロイドの定期吸入の定期吸入を行いしっかりコントロールしましょう。
運動5- 20前の短時間作用型β2刺激薬(メプチンやサルタノールなど)の吸入は予防に有効です。

ドーピングに引っかかる可能性がある?

吸入のステロイドは種類によってはドーピングに引っかかる可能性がありますので必ず専門医の指示のもと吸入をおこなってください。
下記の薬剤はアンチ・ドーピング規定で認められているため安心して使用することができます。

β2刺激薬

サルブタモール・ホルモテロール・サルメテロール・ビランテロール

吸入ステロイド含有の吸入薬

フルタイド、アニュイティ、パルミコート、オルベスコ、アズマネックス、セレベント、レルベア、アドエア、シムビコート、フルティフォーム、テリルジー

薬に頼りたくない!

薬に頼りたくない!喘息でない方も運動前のウォーミングアップは入念に行い、いきなり全力で運動しないようにしましょう。運動5- 20分前の入念な準備運動は運動誘発喘息の予防になるため推奨されています。
また肥満がある場合は痩せることで喘息の増悪のリスクが低下します。
冷たい空気や花粉などの刺激を防ぐためにマスクを着けた運動なども有効性が考えられています。

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