冬に増える咳と喘息悪化に注意|風邪をひきやすい理由と予防法

調布仙川駅前きむら呼吸器内科クリニックです。
冬は空気の乾燥やウイルス感染の影響で、咳や息苦しさなどの呼吸器症状が増えやすい季節です。
1月9日は「風邪の日」とされています。
「1(い)9(く)」の語呂合わせから、「風邪をひかずに健康に過ごそう」という意味が込められています。
特にこの時期は、風邪をきっかけに咳が長引いたり、喘息などの呼吸器疾患が悪化したりすることも少なくありません。
今回は「風邪の日」をきっかけに、風邪が起こる仕組みや呼吸器への影響、予防のポイントについて解説します。

なぜ冬になると風邪をひきやすいの?
冬になると風邪をひきやすくなるのには、はっきりとした理由があります。
単に「寒いから」ではなく、体と環境の変化が大きく関係しています⚠️
① 空気が乾燥して
のど・鼻の防御力が下がる
冬は湿度が低く、空気が乾燥します。
すると、鼻やのどの粘膜が乾きやすくなり、
- ウイルスを捕まえて外に出す力が弱まる
- 粘膜に小さな傷ができやすくなる。結果として、ウイルスが体の中に入り込みやすくなります。
② 風邪ウイルスは
「寒くて乾燥した環境」が得意
風邪やインフルエンザのウイルスは、
低温・低湿度の環境で長く生き、活発に広がりやすい という特徴があります。
冬は、ウイルスが空気中に長く漂いやすい
- 人から人へ感染しやすい、という条件がそろってしまいます。
③ 寒さで血流が悪くなり
免疫力が下がる
体が冷えると血流が悪くなり、免疫細胞が十分に働きにくくなります。
特に、首・のど・足元の冷え、冷たい空気を直接吸い込むことは、呼吸器の防御力を下げる原因になります。
④ 生活リズムの乱れ
疲れがたまりやすい
冬は日照時間が短い、年末年始で生活リズムが乱れやすい、睡眠不足・疲労がたまりやすいといった理由から、免疫力が低下しやすい時期 でもあります。
⑤ 室内で過ごす時間が増え
感染が広がりやすい
寒い季節は、換気が不十分になりがち、人が密集した空間で過ごす時間が増えるため、ウイルス感染が広がりやすくなります。
喘息・呼吸器疾患がある方が
風邪をひくとどうなる?
喘息や慢性の呼吸器疾患がある方は、風邪をきっかけに症状が一気に悪化することがあります。
〈起こりやすい症状〉
- ・咳が止まらなくなる
- ・夜間・早朝の咳が増える
- ・ゼーゼー・ヒューヒューという音(喘鳴) が出る
- ・息苦しさが強くなる
- ・いつもの吸入薬が効きにくく感じる
これは、風邪ウイルスによって気道の炎症が強くなるため です。「ただの風邪」と思って放置しないことが大切!!
喘息や呼吸器疾患がある方の場合、風邪を放置すると 喘息発作や長引く咳 につながることがあります。
次のような場合は、早めに受診しましょう。
- ・咳がいつもより強い、長引いている
- ・夜眠れないほど咳が出る
- ・息苦しさや胸の違和感がある
- ・吸入薬の回数が増えている
早期対応が、重症化や長期化を防ぎます。

風邪の日に見直したい予防行動
風邪予防の基本は、毎日の小さな積み重ねです。
✔ 手洗い・うがい
外出後や食事前には、石けんを使って丁寧に手洗いを行いましょう。うがいは、のどの乾燥を防ぎ、ウイルスの付着を減らします。
✔ マスク着用
マスクは感染予防だけでなく、のどの乾燥対策 にも有効です。人混みや乾燥した環境では特におすすめです。
✔ 室内の加湿
湿度の目安は 40〜60%。加湿器や濡れタオルを活用し、鼻やのどの粘膜を守りましょう。
✔ 十分な睡眠と休養
睡眠不足は免疫力を低下させます。体調に違和感がある時は、無理をせず早めに休むことが大切です。
✔ 体を冷やさない
首・のど・足首を冷やさない工夫や、温かい飲み物・入浴も効果的です。
免疫力を高め、呼吸器を守る食べ物
🥕 ビタミンA(粘膜を守る)
にんじん、かぼちゃ、ほうれん草
🍊 ビタミンC(免疫力アップ)
みかん、キウイ、いちご、ブロッコリー
🐟 たんぱく質(体の回復)
肉、魚、卵、大豆製品
🍲 体を温める食材
生姜、ねぎ、にんにく、温かいスープや味噌汁
風邪は身近な病気ですが、喘息や呼吸器疾患がある方にとっては症状悪化の引き金 になることがあります。
「いつもと違う」「咳が長引く」と感じたら、我慢せず早めにご相談ください。
当院では、呼吸器専門医が症状に応じた検査・治療を行っております。
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インフルエンザ予防接種を実施しています。
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1回3,500円(税込)です。
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・日本呼吸器学会
https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/a/a-01.html
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