冬至の季節に気をつけたい、冬の咳と呼吸器の健康
調布仙川駅前きむら呼吸器内科クリニックです。
一年で最も昼が短い 冬至 を迎えました。
冬至を境に寒さと乾燥が一段と強まり、体調管理がより重要になる時期です。
咳やのどの違和感など 呼吸器症状で受診される方が増えています。
今回は、冬至以降に増えやすい症状と、冬の空気が呼吸器に与える影響、そして冬至の食習慣との関係についてご紹介します。
❄ 冬至以降に増えやすい呼吸器症状
冬至を過ぎる頃から、次のような症状が目立ってきます。
- ・長引く咳
- ・のどのイガイガ感・違和感
- ・夜間や早朝に強くなる咳
- ・ぜんそく症状の悪化
- ・息苦しさ、胸の違和感
- ・風邪後に咳だけが残る状態
「毎年この時期になると咳が出る」
「寒くなると息がしにくい」
こうした症状は、冬特有の環境が呼吸器に負担をかけているサイン かもしれません。
🌬 冬の空気が呼吸器に与える影響
① 空気の乾燥
冬は湿度が低く、のどや気管支の粘膜が乾燥しやすくなります。粘膜が乾燥すると、ウイルスやホコリを防ぐ バリア機能が低下し、咳が出やすくなります。
② 冷たい空気の刺激
冷たい空気を直接吸い込むことで、気管支が収縮し、咳反射が起こりやすくなります。
特に喘息、咳喘息、COPD、アレルギー体質の方は、冬の冷気で症状が悪化しやすく注意が必要です。
③ ウイルス感染の増加
冬はウイルスが活発になり、風邪やインフルエンザなどの感染症も増える季節です。
感染をきっかけに、咳が長引いたり、ぜんそくが悪化する ことも少なくありません。
❄ なぜ冬至に「かぼちゃ・ゆず・れんこん・人参」を食べるの?
🌙 冬至は
「一年でいちばん体が弱りやすい時期」
- 昼が最も短い、日照時間が少ない、寒さと乾燥がピークに近づくため、体力・免疫力が落ちやすい時期 と考えられてきました。そのため昔から、「栄養があり、体を守る食材」を食べる習慣が生まれました。
かぼちゃ
βカロテンやビタミンが豊富で、
のどや気道の粘膜を健康に保ち、免疫力をサポートします。
ゆず
体を温め、血行を促進します。
ゆず湯は冷えを防ぎ、冬の体調管理に役立ちます。
れんこん
粘り成分がのどを潤し、
昔から咳やのどの不調が気になる時に親しまれてきました。
人参🥕
βカロテンが豊富で、乾燥しやすい冬の鼻やのどの粘膜を守ります。

🩺 咳やのどの違和感を感じたら
「毎年この時期は咳が出る」
「風邪は治ったのに咳だけ残る」
その症状、冬の乾燥や冷えによる 呼吸器のトラブル かもしれません。早めに原因を確認し、適切な治療を行うことで、症状の悪化や長期化を防ぐことができます。
🩺 呼吸器内科専門医が診察しています
当院では、咳・息切れ・喘息などの呼吸器症状について呼吸器内科専門医が診察・治療を行っております。気になる症状がある方は、早めにご相談ください。

📢 年末の診療についてのお知らせ
年末に向けて
12月27日土曜日(午前のみ診察 )
混雑が予想されます。
定期的なお薬が必要な方、症状がある方は、
お早めの受診をおすすめいたします。
💉インフルエンザ予防接種のお知らせ
中学生以上の方を対象に
1回3,500円(税込)です。
ワクチンの在庫がなくなり次第終了となりますので、ご希望の方はお早めに
WEBまたはお電話でのご予約をお願いいたします。
🩺ご予約・お問い合わせはこちら🫁
- 調布市仙川駅前きむら呼吸器内科クリニック
- ( 内科・呼吸器内科・アレルギー)
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仙川駅徒歩1分
🌙----------参考文献・参考元----------🌙
・日本呼吸器学会
https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/b/b-01.html
https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/c/c-01.html
