禁酒の日に知っておきたい|飲酒が咳・のど・呼吸器に与える影響🍺

調布仙川駅前きむら呼吸器内科クリニックです。
2026年はうま年 🐎
丙午・ひのえうまです。
うま年は、「活発」「前向き」「行動力」を象徴する年とされ、新しいことを始めたり、生活習慣を見直したりするのにも良い年と言われています。
そんな1月16日は、「禁酒の日」です。
1920年1月16日にアメリカで禁酒法が施行されたことに由来し、現在では「お酒との付き合い方を見直す日」として知られています。
新しい年の始まりにあたるこの時期は、体調や生活リズムを整える絶好のタイミングでもあります。実は、お酒の飲み方は咳やのどの違和感などの呼吸器症状とも深く関係しています。
本日は、禁酒の日をきっかけに考えたい
「お酒と呼吸器の健康」について、わかりやすく解説します。

アルコールが呼吸器に与える影響
① 胃食道逆流症(GERD)と咳の関係
アルコールには次のような作用があります。
- ・胃酸の分泌を増やす
- ・食道と胃の境目の筋肉(下部食道括約筋)をゆるめる
これにより、胃の内容物や胃酸が食道へ逆流しやすくなります。
この胃酸の逆流が、のど、気管、声帯周囲を刺激し、慢性的な咳やのどの違和感を引き起こすことがあります。特に、寝る前の飲酒、晩酌の習慣、横になってすぐ眠るといった生活習慣がある方は、症状が悪化しやすくなります。
② アルコールによる免疫力の低下
アルコールは、体の免疫機能にも影響を与えます。
- ・白血球の働きを弱める
- ・ウイルスや細菌への抵抗力を低下させる
その結果、風邪をひきやすくなる、気管支炎が長引く、肺炎のリスクが高まるといった影響が出ることがあります。
特に冬場は、
感染症+飲酒の影響が重なり、呼吸器症状が治りにくくなる傾向があります。
③ 睡眠の質が下がり、回復力が落ちる
「お酒を飲むとよく眠れる」と感じる方も多いですが、実際にはアルコールは睡眠の質を低下させます。
- ・深い眠り(ノンレム睡眠)が減る
- ・夜中に目が覚めやすくなる
- ・早朝覚醒が増える
このような状態では、
体や気道の回復が十分に行われず、咳が長引く、疲れが取れない、免疫力が落ちるといった悪循環に陥りやすくなります。
④ 喘息・COPDなどの基礎疾患がある方は特に注意
気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)をお持ちの方では、アルコールが気道の炎症を悪化させる、咳や息苦しさを誘発することがあります。また、一部の方ではアルコールそのものが咳の引き金になることもあります。
禁酒・休肝日で期待できる体の変化
「少しお酒を控えてみる」だけでも、次のような変化を感じる方がいらっしゃいます。
- ・夜間や明け方の咳が軽くなる
- ・のどの違和感が減る
- ・胸やけ・胃もたれが改善する
- ・朝の目覚めが良くなる
- ・体が軽く感じる
📌 完全な禁酒が難しい場合でも
- 週に2日以上の休肝日
- 寝る前は飲まない
- 飲酒量を意識する
といった工夫から始めることが大切です。
咳が続くときは、早めの受診を
咳が長引く原因は、感染症、アレルギー、喘息、胃食道逆流症生活習など、さまざまです。「体質だから」「年齢のせい」と自己判断せず、症状が続く場合はご相談ください。
🩺ご予約・お問い合わせはこちら🫁
- 調布市仙川駅前きむら呼吸器内科クリニック
- ( 内科・呼吸器内科・アレルギー)
- 電話番号:03-3326-1159
-
〒182-0002
東京都調布市仙川町 1-18-3 1階 -
仙川駅徒歩1分
🍺----------参考文献・参考元----------🍺
・公益社団法人アルコール健康医学協会
https://www.arukenkyo.or.jp/health/proper/pro10/pro04.html
・日本呼吸器学会
・イラスト:イラストac

