腸内フローラを整える生活習慣・呼吸器アレルギー対策にも

調布仙川駅前きむら呼吸器内科クリニックです。1月26日は「腸内フローラの日」。
腸内フローラとは、腸の中にすみついているたくさんの細菌の集まりのことで、「腸内細菌叢」とも呼ばれます。
近年、この腸内環境が、花粉症やアレルギー性鼻炎、気管支喘息などの呼吸器の病気とも関係していることが分かってきました。
「お腹の調子と咳や鼻水って関係あるの?」
そう思われる方も多いかもしれません。
実は、私たちの体の免疫は腸と深く関わっており、腸内環境の乱れがアレルギー症状を悪化させる可能性があると考えられています。今回は「腸内フローラの日」にちなんで、腸と呼吸器アレルギーの意外な関係や、日常生活で意識したいポイントについて分かりやすくご紹介します。

🌿 腸は体の中で最大級の免疫器官
私たちの体に存在する免疫細胞の約7割は腸に集まっていると言われています。
腸は栄養を吸収する臓器であると同時に、外から入ってくる細菌やウイルス、食物中の異物と最前線で向き合う「免疫の要」ともいえる場所です。腸内フローラはこの免疫の働きをサポートし、病原体の侵入を防ぐバリア機能を高める、過剰な炎症反応を抑える、アレルギー反応を起こしにくい体質へ導くといった役割を担っています。
逆に、食生活の乱れやストレス、睡眠不足、抗菌薬の使用などで腸内環境が乱れると、免疫の調整がうまくいかなくなり、アレルギー症状が出やすくなる可能性があるのです。
🤧 腸内環境と呼吸器アレルギーの関係
「腸―肺相関」に注目
最近では、腸と肺が相互に影響し合っているという考え方が広がっており、
これを 「腸―肺相関(Gut-Lung Axis)」 と呼びます。
腸内細菌が作り出す代謝産物(短鎖脂肪酸など)が血流を介して全身に影響し、気道の炎症反応を調節している可能性があると考えられています。
このため、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症、小児喘息などと腸内環境との関連を示唆する報告が増えています。
特に乳幼児期の腸内細菌の多様性は、その後のアレルギー疾患の発症リスクに関係するとされ、生活習慣の重要性があらためて注目されています。

🥗 腸内フローラを整えるためにできること
呼吸器アレルギーの治療では、薬物療法や環境整備が基本になりますが、その土台として日々の生活習慣を整えることも大切です。
腸内環境を意識した生活のポイントは
こちらです👇
✅ 発酵食品を取り入れる
ヨーグルト、納豆、味噌、ぬか漬けなどの発酵食品には善玉菌やその働きを助ける成分が含まれています。
✅ 食物繊維・オリゴ糖を意識
野菜、海藻、きのこ、豆類、全粒穀物、バナナや玉ねぎなどは腸内細菌のエサになります。
✅ 規則正しい生活
睡眠不足や慢性的なストレスは腸内環境を乱しやすくなります。適度な運動も腸の動きを助けます。
✅ 抗菌薬は医師の指示通りに
抗菌薬は必要な場合には非常に大切なお薬ですが、自己判断での中断や不必要な使用は腸内環境を崩す原因になることがあります。
🩺 咳や鼻水が長引くときはご相談ください
腸内環境を整えることは健康維持に役立ちますが、
慢性的な咳、息切れ、夜間の咳込み、季節ごとに繰り返す鼻水やくしゃみがある場合、喘息やアレルギー性鼻炎が隠れていることもあります。
当院では
- 気管支喘息
- 花粉症・アレルギー性鼻炎
- 長引く咳(慢性咳嗽)
- COPD など
の診療を行っています。
「風邪は治ったはずなのに咳だけ残る」
「毎年この時期になると鼻がつらい」
そんな症状があれば、早めにご相談ください。
🩺ご予約・お問い合わせはこちら🫁
- 調布市仙川駅前きむら呼吸器内科クリニック
- ( 内科・呼吸器内科・アレルギー)
- 電話番号:03-3326-1159
-
〒182-0002
東京都調布市仙川町 1-18-3 1階 -
仙川駅徒歩1分
🍄----------参考文献・参考元----------🍄
・公益社団法人長寿科学復興財団
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/kenko-cho/chonai-saikin.html
・日本呼吸器学会
https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/
・イラスト
イラストac
