🌏9月25日は世界肺の日🫁咳や息切れが続くときに必要な検査とは?
2025.09.25
こんにちは。調布仙川駅前きむら呼吸器内科クリニックです。
朝晩の空気がひんやりと感じられるようになり、少しずつ秋の訪れを実感する季節になりました🍂
季節の変わり目は咳や息切れといった呼吸器の症状が出やすく、体調を崩す方も少なくありません。
そんな9月25日は
「世界肺の日(World Lung Day)」
肺の健康を守る大切さを世界的に考える日として定められており、この機会にご自身やご家族の肺の健康を振り返ってみましょう。

日本でよく見られる肺の病気と症状
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
- 症状:長引く咳や痰、階段や坂道での息切れ
- ポイント:喫煙が最大の原因。診断されていない「隠れCOPD」が多い病気です。
喘息
- 症状:ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音、夜間や季節の変わり目に悪化する咳や息苦しさ
- ポイント:子どもから大人まで発症し、高齢で新たに出るケースもあります。
肺がん
- 症状:長引く咳、血痰、胸の痛み、体重減少
- ポイント:日本で最も多いがんの死亡原因。早期発見がとても大切です。
結核
- 症状:長引く咳、微熱、寝汗、体重減少
- ポイント:今も年間約1万人が発症。特に高齢者に多い病気です。
肺炎
- 症状:発熱、咳・痰、息苦しさ
高齢者では「食欲がない」「元気がない」だけのこともあります。 - ポイント:死因の上位に入る身近な病気。ワクチンで予防が可能です。
検査について

- 胸部レントゲン:健診でもよく使われる基本的な検査
- 胸部CT:肺がんや小さな異常をより詳しく調べられる
- 肺機能検査:息を吐く力や量を測り、COPDや喘息の診断に有効
- アレルギー検査・呼気検査:喘息の原因や炎症の程度をチェック
- 喀痰検査:痰の中の細胞や菌を調べ、肺がんや結核の発見につながる
🩺肺を守るためにできること🫁
- ・禁煙・受動喫煙を避ける
- ・部屋の換気、空気清浄、花粉やPM2.5対策
- ・規則正しい生活と適度な運動
- ・インフルエンザ・肺炎球菌ワクチンの接種
- ・年1回の健診に肺の検査を
咳が長引く、夜にゼーゼーする、痰に血が混じる、微熱や体重減少が続く…。
こうした症状は「肺からのサイン」かもしれません。
世界肺の日をきっかけに、ご自身やご家族の肺の健康を意識してみてください。
当院では、呼吸器専門医・アレルギー専門医の医師が診察・検査・治療を行っています。
健診で異常がなかったとしても、症状が続く場合には早めの受診をおすすめします。
安心してご相談いただける体制を整えておりますので、気になる症状がある方はどうぞお気軽にご受診ください。

今年も当院では、インフルエンザ予防接種の予約を受け付けいたします。
詳しい日程や料金については現在調整中です。決まり次第、ホームページや院内掲示にて改めてご案内いたします。
ご希望の方は、どうぞ今後のお知らせをご確認ください。
🩺ご予約・お問い合わせはこちら🫁
- 調布市仙川駅前きむら呼吸器内科クリニック
- ( 内科・呼吸器内科・アレルギー)
- 電話番号:03-3326-1159
-
〒182-0002
東京都調布市仙川町 1-18-3 1階仙川駅徒歩1分
🫁------------参考文献-----------🩺
- ・厚生労働省
- 「慢性閉塞性肺疾患(COPD)について」
- ・日本呼吸器学会
- 「喘息予防・管理ガイドライン」
- ・国立がん研究センター がん情報サービス「肺がん」
